感染管理に携わる看護師

感染管理に携わる看護師

看護師の仕事に役立つ情報!

感染管理看護師

感染管理とは、医療施設内における感染を防ぐ組織的活動のことで、守る範囲は患者に限らず、ご家族や職員も含まれます。感染対策や予防管理、感染制御など様々な活動を行います。施設内の職員が協力して取り組んでいきますが、その中でも重要な役割を担うのが看護師なのです。
ここ数年、病院機能評価や医療保険制度の見直しが積極的に行われ、その中で感染管理に携わる看護師のニーズが高まってきた傾向にあります。平成24年に行われた診療報酬改定の中で、感染防止対策加算が独立して新設されたことからも、感染管理の必要性が高まっている状況が理解できますね。特にインフルエンザは毎年猛威を振るっており、強い感染力があります。こういったウイルスが原因で大きな損失を被ることがないように感染管理を実施する看護師の責任は非常に大きいです。
感染管理を実施するためには、正しい知識や感染管理に関するスキルを持たなければなりません。感性制御チームで中心となる存在が「感染管理看護師」です。

求められること

感染管理看護師は各職員と連携して様々な調整を行うので、コミュニケーション能力が必須です。患者や職員の保菌状況、施設内の汚染状況などを見極めながら、最適な解決策を模索していきます。それ以前に、日頃の感染予防に向けた取り組みについて実践・周知していくことも必要ですね。そのためには積極的な現場指導や勉強会への参加が必要で、継続的に取り組んでいかなければなりません。どの地域でどんな感染が報告されているのか、常に最新の情報を把握しながら、自身の職場において求められる対処方法を考えていきます。
インフルエンザなどの感染症が流行する時期にはその都度周知をして、予防対策に取り組んでもらえるようにします。患者は免疫力が弱っているので、特に注意してもらう必要がありますよね。また、施設の構造や環境が感染防止の観点から適したものかどうかを確認し、必要な対策を講じていかなければなりません。

資格について

特定分野において高度な知識とスキルを有する看護師に与えられる資格に「認定看護師」がありますが、指定される看護分野の中に「感染管理」があります。そのため感染管理看護師として活躍したいのであれば、認定看護師の取得を目指すといいでしょう。資格取得のためにはいくつかの条件を満たす必要があるので、興味のある看護師は確認してくださいね。この資格があれば、転職を有利に進めることができますよ。

看護師へ情報発信インフルエンザに関するあらゆる情報を紹介しています。特に、治療に携わる機会のある看護師にとって役立つ情報が満載ですよ。お問合せは、こちらからお願いいたします。

インフルエンザのアレコレを知りたい看護師へ